不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
ムリだ!
心の準備も下着の準備も今日はできていない!

慌てて

「帰ります!
家に泊まるなんてできません!」

「全力で断るなよ。
傷つくな。俺のこと好きなんだろ?
だったらいいだろ?
彼氏と一緒に夜を過ごすのなんて普通だよ。
彼女のこと抱きたいと思うのは当たり前だよ?俺、明莉のこと早く全部俺のものにしたい。
明莉、好きだろ俺のこと。」

強引な香田さんにぎゅっと目を閉じたあと、真っ直ぐに香田さんを見据えて口をひらいた。

「私を、、、れっ蓮司さんのものにしてください…」

最後の方は消え入るような小さな声だった。




< 70 / 133 >

この作品をシェア

pagetop