不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
***
先程の出来事を思い出してぼーっとしていた。
自宅まで送ってくれた香田さんは
「お兄さんいたら挨拶したいんだけど」
と私と共に車からおりた。
同期会の飲み会だと嘘をついていた私の携帯には何度か兄たちからの
『終わったら迎えに行くから連絡ししろ』
というメッセージが届いていた、
また今度で構わないと、この恋だけは絶対に邪魔されたくなくて香田さんを全力で止めたが、頑固な彼も一歩も引かずに
「俺のこと認めてほしいから。
大丈夫、心配するな」
と笑いそっと手を繋いで私をあんしんさせてくれた。
先程の出来事を思い出してぼーっとしていた。
自宅まで送ってくれた香田さんは
「お兄さんいたら挨拶したいんだけど」
と私と共に車からおりた。
同期会の飲み会だと嘘をついていた私の携帯には何度か兄たちからの
『終わったら迎えに行くから連絡ししろ』
というメッセージが届いていた、
また今度で構わないと、この恋だけは絶対に邪魔されたくなくて香田さんを全力で止めたが、頑固な彼も一歩も引かずに
「俺のこと認めてほしいから。
大丈夫、心配するな」
と笑いそっと手を繋いで私をあんしんさせてくれた。