不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
浮気現場に遭遇しました
***
クリスマスを指折り数え、毎日腹筋背筋にお風呂上がりのスキンケアはいつも以上に念入りに…。
香田さんにまとわりつく女性を見てみぬふりをしながら、自分磨きに力をいれる。
ドキドキわくわくしながら楽しみにしていたが、一番大事なことに気がついた。
それは、香田さんへのクリスマスプレゼント。
恋人へのプレゼントなんて、考えても思い浮かばなくて、とりあえず兄たちに相談してみたが、面白くなさそうな顔をして、答えてはくれない。
「うーん…」
一階に書類を届けながら、パソコンのキーを叩く香田さんをチラチラみながら、頭を抱える私に片瀬さんの声が頭上から降ってきた。
「ここのところ蓮見ちゃんお肌のコンディションよさそうだね。」
頬をつつかれてビックリして距離をとると、クスクス笑いながら小声で
「ついに香田とやっちゃった?」
と私の顔をのぞきこんだ。
ポン!と赤くなり慌てて首をふり、
「それはクリスマスに…!」
と言いかけてハッとして口を抑えた。
クリスマスを指折り数え、毎日腹筋背筋にお風呂上がりのスキンケアはいつも以上に念入りに…。
香田さんにまとわりつく女性を見てみぬふりをしながら、自分磨きに力をいれる。
ドキドキわくわくしながら楽しみにしていたが、一番大事なことに気がついた。
それは、香田さんへのクリスマスプレゼント。
恋人へのプレゼントなんて、考えても思い浮かばなくて、とりあえず兄たちに相談してみたが、面白くなさそうな顔をして、答えてはくれない。
「うーん…」
一階に書類を届けながら、パソコンのキーを叩く香田さんをチラチラみながら、頭を抱える私に片瀬さんの声が頭上から降ってきた。
「ここのところ蓮見ちゃんお肌のコンディションよさそうだね。」
頬をつつかれてビックリして距離をとると、クスクス笑いながら小声で
「ついに香田とやっちゃった?」
と私の顔をのぞきこんだ。
ポン!と赤くなり慌てて首をふり、
「それはクリスマスに…!」
と言いかけてハッとして口を抑えた。