不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
「えっいや、ちょっとまて。
江藤……」

動揺する澤田に菜摘は慌てて

「トイレいってくる!」

と勢いよく立ち上がり私たちに背を向け姿を消した。

「あーぁ、澤田ぁ言葉には気を付けろよ。あんな顔させて責任とってやれよ。」

ニヤつく田端に澤田は頬を掻きながら

「マジかよ…。
全然気がつかなかった」

「お前蓮見しかみてなかったからな。
蓮見はあきらめるしかないんだからアイツの気持ち答えてやれば?
とりあえず付き合っちまえ!

江藤もなかなかいい女だぞ?」

「…ちょっといってくる」

澤田はぐいっと酔いを冷ますようにお冷やを飲みほして、菜摘のあとを追った。





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