花にのせた想いよ届け


「まあとりあえず、OKしちゃったんだし一緒にお昼食べるしかないわね!」と真奈ちゃん。

「言われなくてもそのつもり!」とその場を逃げてきた。

そのままお昼の事を考えてたら、
残りの授業も考え疲れて寝過ごした。

キーンコーンカーンコーン

「はーいこれで授業は終わり。如月〜授業寝過ごした罰として放課後先生の手伝いな〜」

タイミング悪くチャイムの音で目を覚ましてしまったものだから、めんどくさい事を押し付けられてしまった。

「はーい………」

なんて話していてはっとした。

「あっ!お昼!」

ほぼ思い出したと同時くらいに教室の入り口が騒がしくなった。

きっと…いや、間違えない。

「如月結空〜」

黒瀬依弦だ。

「はい!はい!ここです!ここにいます!」

大声で呼ばれて恥ずかしかったので潔く出ていくことにした。

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