花にのせた想いよ届け

黒瀬依弦side


お昼の時間。

俺は如月結空を迎えに教室に向かった。

「如月結空〜」とわざと大声で呼んだ。

それが恥ずかしかったのか早足で出てきた彼女は、どうせまた寝ていたのだろう。

完全に寝起きの顔をしていた。


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