花にのせた想いよ届け


目の前で繰り広げられていた会話を上の空で聞いてた結空が初めて口を開いた。

「黒瀬くん、和田くん、栞菜ちゃん、真奈ちゃん……」
と指を折って数えたあと続けて
「え!私も!?」と声を上げた。

すると小林が「当たり前でしょ!むしろあんたの為の勉強会よ!」なんて結空を軽く叱ってた。

「分かったよ……。」

渋々だったが了承した結空に2人はこう続けた。

「今までの授業寝てたツケが回ってきたわね」

「でもあんなイケメンに教えて貰えるなんてついてるわよ!」

そんな3人を見ていた俺たちはスパルタだと感じた。

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