花にのせた想いよ届け
黒瀬依弦side
それから2日後、例の勉強会が行われた。
場所はなんと結空の家。
ピンポーン
「はーい…」結空がそっとドアを開けた。
俺たちは
「「「「おじゃましま〜す!」」」」と口をそろえて、中に入る。
結空はそのまま俺たちを自分の部屋に案内した。
白とピンクで統一され、なんとも可愛く結空らしい部屋だった。
「あっ」結空の発した声に振り向く。
「何?」
「ごめん、飲み物買っとくの忘れちゃった。私買いに行ってくるね!」
これは2人きりになれるチャンスだと思った。