クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を

空を見上げると白い雲が分厚く覆っていた。



今夜は雪が降りそうだなー……。



そう思っていると、突然「くすくす」と笑う真依の小さな声が背後から聞こえてきた。



潤が「あれっ?」と思い、そのまま少し首をかしげる。



きっと、普段から真依のことばかりを考え過ぎていて今聞いたのは空耳に違いないと思う潤。



また、外の景色を眺める潤。

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