クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を

少し静寂な時間が過ぎ、



「ヘンテコなサンタクロースの顔……」



と真依の少しかすれた小さな声が潤の耳に入った。



「……真依?」とゆっくりと振り返る潤。



ベッドに横になったままにっこりと笑っている真依。

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