クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を
・第三章
……7月7日……
……七夕……
暑い季節の到来。
夜、潤と天の川を一緒に見る約束をした。
天気予報では、曇り後晴れ。
今年は、綺麗な天の川が見られることに期待をしたい。
なぜなら、去年は曇りで全然見ることができなかったから。
お互いの部活が終わった後、下校時に良く通る河川敷で集合をする約束に。
先に河川敷に着いていたのは潤の方だった。
辺りの景色は暗く、潤は鞄を置き、草原に腰をおろした。