クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を
そして、真依は背後から気づかれないように忍び足で潤に少しずつ近づき潤の両目をいきなり手で覆った後背後から「わぁっ!」と大きな声で叫けんだ。
はっと驚く潤の姿を見て真依が「ハッハッハッ……」と大声を出してころころと笑う。
──あー、またやられた。
真依、俺を驚かすのいっつも好きだもんな。
でも、こんなことをする真依が俺は好きで。
──この笑顔で、俺は何度も救われるんだ。