クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を

──思う、この目の前の現実が全て夢の中の出来事だったら、と。


辛くて、胸が張り裂けそうな思いの潤。


潤が声を震わせて「看護士さん、真依はいつ頃になれば、目を覚ますんですか?」と看護士の顔をじっと見る。

< 85 / 108 >

この作品をシェア

pagetop