【放浪恋愛】アリョーナの旅路~ソッフィオーネを鳴らすまで
第9話
アタシとボブさんは2月10日に入籍したけど、挙式披露宴はボブさんがめんどくさいと言うていたので、挙げないことにした…
そうした気持ちを抱えた状態で結婚生活を始めることになった…
婚礼家具もないし、花嫁衣装もない…あるとすればボストンバックに入っている自分の衣服だけの超質素な形で嫁入りとなったので、周囲の不安が広まっていた…
ボブさんの年収は10万ドルと言っていたけれど、そんな数字なんて信用できない…
アタシは、ボブさんと再婚した後も引き続き働きたいので、チャールズ通りにある郵便局に再就職をして、家族の生活費を稼ぐことにした…
郵便局のお仕事だけでも、まだまだ足りないので、夜はチャールズ通りの交差点付近にあるコンビニでバイトをすることにした…
かけもちでバイトをして、日当の合計が35ドル50セント…
月に20日働いて、月給の合計は710ドルでありました。
アメリカ合衆国の最低賃金は、ほとんどの州が時給9ドル台に設定されているけど、一番高いところは、西海岸のエリアで9ドル50セントとなっていた…
アタシが今暮らしている東海岸のエリアの最低賃金は時給何ドルだったは分からないけれど、ボブさんの年収は超安月給だと決めつけていたので、アタシが働いて不足分を補うより他はありませんでした。
アタシとボブさんが入籍してから3ヶ月が経過したけど、アタシとボブさんの夫婦関係は急激に冷え込み始めていた…
夫婦のコミュニケーションが全く取れない上に、アタシもボブさんのお母さまとショッチュウ大ゲンカばかりをしていた…
そういうことで、アタシのイライラが一気に頂点に達していた…
こんな気持ちでボブさんと結婚生活を続けていたら、アタシはいつか壊れてしまう…
どうしよう…
その上にまた、不安定な要素がありました。
ボブさんの家のキンリンには、アタシと同世代の人がひとりもいなかったので、アタシはさらに孤立を深めていた…
アタシは、ボブさんのお母さまだけではなくボブさんともショッチュウチワゲンカをくり返していた…
それも、ほんの小さなことによるチワゲンカなんかじゃない…
近所の家に怒鳴り合いの声が響くレベルで、殴るけるの暴力をともなうチワゲンカをショッチュウくり返していたので、近所のみなさまは『ボブさんカタの家のお母さまは何を考えているのかしらね…』と声をひそめて話すようになっていた…
アタシは、チワゲンカのたびにボブさんから殴るけるの暴行を受けていたので、心身ともにボロボロに傷ついていた…
髪の毛を引っぱられる、平手打ちで顔をたたかれる、おしりをけとばされる…
ひどい場合には、刃物でアタシをおどしたあと、衣服をズタズタに破いて、グチョグチョになるまで犯して…
アタシが犯されたあとをスマホのカメラで撮影して、SNSに広める…
アタシは、ボブさんとこのまま結婚生活を続けていたら殺されてしまうと思っていたので、離婚することを考えていた…
2013年5月4日のことであった…
この日は週末だったので、ボブさんの家にボブさんのいとこさんがカノジョを連れて遊びに来ていた…
ボブさんのいとこさん(22歳)は、マサチューセッツ州立工科大学の同じゼミで知り合ったカノジョ(ボブさんと同い年)とお付き合いをしていた…
2ヶ月前にプロポーズをして、大学を卒業後にふたりは結婚をすることが決まったので、ボブさんのお母さまに報告をしました。
ボブさんのお母さまは、ボブさんのいとこさんに『おばさまがふたりの結婚式の費用と新婚生活のおカネを出してあげようか?フンパツするわよ。』と言うて、ふたりの結婚生活を応援すると言いました。
ボブさんのいとこさんとカノジョは大喜び…
ボブさんのお母さまは、ボブさんのいとこさんの新婚生活を始めることができるようにと言うて、べらぼうにおカネをかけていた…
それから1ヶ月後に、ボブさんのお母さまがボブさんのいとこさんとカノジョの結婚のことで肝心な家の貯金まで使い込んでしまったので、ボブさんのお母さまとボブさんの母子関係は険悪になっていた…
その上にまた、ボブさんとアタシの関係もサイアクな状態になっていたので、ボブさんはアタシと母親との関係が気まずくなってしまっただけではなく『この家の親族をひとり残らずはりつけにして、火で焼き殺してやる!!』と激怒していたので、親類の家との間に深いキレツを作ってしまいました。
2013年6月4日のことであった…
この日、ボブさんの家にボブさんのいとこさんとカノジョが遊びに来ていて、ボブさんのいとこさんとカノジョはふたりで夕食を作っていた…
ダイニングのテーブルの上には、ボブさんのいとこさんとカノジョが作りました手料理がならべられていた…
今日の夕食は、フライドチキンとフライドポテトとグリーンサラダとシーフード料理とトマトポタージュであります。
食卓には、ボブさんとボブさんのお母さまとボブさんのいとこさんとカノジョの4人がいるけど、アタシはバイトに行くから食卓にはいなかった…
アタシは、赤茶色のバッグを持って家を出ようとしていた…
この時に、アタシはいとこさんのカノジョと大ゲンカになってしまった…
「あのね!!アタシはこれからバイトへ行く時間だから急いでいるのよ!!お願いだからバイトに行かせてよ!!」
「お気持ちはよくわかりますが、お腹がすいていたら、バイトができないので、晩ごはんを食べて行った方が…」
「うるさいわね!!晩ごはんいらないと言ったらいらないわよ!!」
「それじゃあ、せめてポタージュだけでも…」
「ポタージュもいらないわよ!!あんた一体なに考えているのかしら!!アタシに対しての当て付けかしら!?」
「違います…アタシとカレは厚意でごはんを作ったのです。」
「やかましいわね!!ひっぱたくわよ!!あんた!!アタシが料理ができないことを理由にボブさんのお母さまに頼まれてこんなことしたのかしら!?」
「そんなことはありません!!アリョーナさんも、料理がしたかったらお料理教室へ行けば…」
「イヤ!!ゼーッタイイヤ!!料理教室なんて行きたくないわよ!!ボブさんの年収が10万ドルと大ウソついていたから、大ウソつかれた分をアタシが稼いでいるのに、あんたたちはアタシにコソコソかくれてこんなことしていたのね!!もう怒ったわよ!!」
「アリョーナさん、ロブと恋人さんはね…厚意でごはんを作ってくださったのよ…」
「キーッ!!義母(おかあ)さままで何なのかしら一体もう!!アタシのことなんかいらないと言うたのだからもう許さないわよ!!」
(ガラガラガラガシャーン!!)
アタシはとうとうキレてしまったので、食卓を思い切りひっくり返してしまった…
「アリョーナ、何なのだよ!?せっかく作ってくださった料理をぶちまげてしまうのかよぉ?」
ボブさんは泣きそうな声でアタシに言うたので、ブチ切れてしまったアタシは、ボブさんの頭をもので殴り付けてからこう怒鳴りつけていた…
「あんた!!よくもアタシに年収が10万ドルと言うてウソついたわね!!アタシが大ウソをつかれた分を補うために結婚後も外へ働きに出ているのよ!!アタシの苦しい気持ちを分からないなんて、サイテーね!!」
アタシはこのあと、10分間にわたってボブさんとボブさんのお母さまとボブさんのいとこさんとカノジョにものを投げつけて暴れたあと、家を飛び出して行った…
ボブさんも、ふてくされた表情で『外へのみに行くから!!』と言うて、家を飛び出していった…
そして、次の日の朝食の時のことであった…
アタシは、ボブさんのお母さまがボブさんのいとこさんの新婚生活の準備のために家の貯蓄にまで手をつけていたことに怒りをつのらせていたので、ボブさんのお母さまに思い切り怒鳴り付けていた…
「義母(おかあ)さま!!ロブさんを甘やかさないでください!!義母さまが甘やかすからアタシとボブさんの夫婦関係は険悪になってしまったのよ!!どうしてくれるのかしらね!?」
「アリョーナさんに悪いと思っているわよぉ…ロブはね…お母さんをはやくに亡くしてつらい思いをしていたのよ。」
「それじゃあ!!アタシとボブさんのことはもうどうでもいいと言うわけなのね!!」
「そんなことは言っていないわよぉ…ロブの結婚式が終わったら…アリョーナさんとボブのことをするから…」
「イヤ!!ことわるわ!!結婚式なんか挙げたくないというているのに、なんでいらないことをするのかしら!!」
「アリョーナさん…」
「もうこの際だから言わせてもらうけれど!!アタシ、ボブさんと離婚することに決めました!!」
「リコンするって…」
「ええ、アタシは本気で離婚するから!!」
ボブさんのお母さまは、アタシがボブさんと離婚をすることを聞いたので、うろたえた表情でアタシに言うていた…
「アリョーナさん、ボブと離婚をするって…もしかして…ボブのことがキライになったのかしら…」
「アタシはね!!あの時ボブさんがイライラしていたから、仕方なく婚姻届けを出しただけなのよ!!アタシは結婚なんかしたくなかったのよ!!アタシは女ひとりで生きて行く方がよかったのよ!!サイアクだわ!!アタシは何のために再婚したのか分からないわ!!」
「アリョーナ…別れたくないよぉ…」
「もとはと言うと、あんたがアタシに年収10万ドルで、州庁勤務とウソをついていたことが原因でしょ!!アタシはものすごく怒っているのよ!!アタシの声が聞こえていないのかしら!!安月給のロクデナシ!!」
「アリョーナさん、どうしてボブのことをそんなにうたがい続けるの!?ボブは本当に州庁の職員なのよ」
「やかましいわね!!あんたもセガレとグルになってアタシを押さえつけたのだから、許さないわよ!!アタシね!!今月中に離婚届を出したら、うーんと遠い国へ行くことを決めたから…アタシ…アメリカへ来て、大失敗してしまったみたい…東側の生まれのアタシに…アメリカで生活して行くなんて…できないのよ!!」
アタシは、ボブさんとボブさんのお母さまに怒鳴りつけたあと、赤茶色のバッグを持って家を飛び出して行った…
それからアタシは、ボブさんの夫婦関係はますます険悪になっていた…
ボブさんは、アタシから離婚を告げられたことが原因でいじけてしまったので、仕事も思うようにできなかった…
家に居ても、アタシとボブさんは大ゲンカを繰り返すばかりであった…
そうしたことが続いたあげくに、6月11日頃、ボブさんはアタシの顔をグーで殴りつけて倒したあと、アタシのからだをグチョグチョになるまで犯しまくっていた…
ボブさんはアタシに『オレは良縁に恵まれなかったのだよ!!アリョーナが女ひとりで生きて行くと言うならオレもひとりで生きて行くわ!!』と怒鳴りつけていた…
アタシは、ボブさんにこう怒鳴られて、やられっぱなしになっていた…
何なのよ一体!!…
そんなに結婚したくないのなら…
アタシと出会わなければよかったのよ!!
ボブさんは勝手すぎるわ!!
そして6月12日に、アタシはボブさんとおかあさまに仕返しをしたあと、ボストンバックと赤茶色のバッグを持って家を飛び出して行った…
それと同時に、郵便局の仕事もやめてしまった…
そうした気持ちを抱えた状態で結婚生活を始めることになった…
婚礼家具もないし、花嫁衣装もない…あるとすればボストンバックに入っている自分の衣服だけの超質素な形で嫁入りとなったので、周囲の不安が広まっていた…
ボブさんの年収は10万ドルと言っていたけれど、そんな数字なんて信用できない…
アタシは、ボブさんと再婚した後も引き続き働きたいので、チャールズ通りにある郵便局に再就職をして、家族の生活費を稼ぐことにした…
郵便局のお仕事だけでも、まだまだ足りないので、夜はチャールズ通りの交差点付近にあるコンビニでバイトをすることにした…
かけもちでバイトをして、日当の合計が35ドル50セント…
月に20日働いて、月給の合計は710ドルでありました。
アメリカ合衆国の最低賃金は、ほとんどの州が時給9ドル台に設定されているけど、一番高いところは、西海岸のエリアで9ドル50セントとなっていた…
アタシが今暮らしている東海岸のエリアの最低賃金は時給何ドルだったは分からないけれど、ボブさんの年収は超安月給だと決めつけていたので、アタシが働いて不足分を補うより他はありませんでした。
アタシとボブさんが入籍してから3ヶ月が経過したけど、アタシとボブさんの夫婦関係は急激に冷え込み始めていた…
夫婦のコミュニケーションが全く取れない上に、アタシもボブさんのお母さまとショッチュウ大ゲンカばかりをしていた…
そういうことで、アタシのイライラが一気に頂点に達していた…
こんな気持ちでボブさんと結婚生活を続けていたら、アタシはいつか壊れてしまう…
どうしよう…
その上にまた、不安定な要素がありました。
ボブさんの家のキンリンには、アタシと同世代の人がひとりもいなかったので、アタシはさらに孤立を深めていた…
アタシは、ボブさんのお母さまだけではなくボブさんともショッチュウチワゲンカをくり返していた…
それも、ほんの小さなことによるチワゲンカなんかじゃない…
近所の家に怒鳴り合いの声が響くレベルで、殴るけるの暴力をともなうチワゲンカをショッチュウくり返していたので、近所のみなさまは『ボブさんカタの家のお母さまは何を考えているのかしらね…』と声をひそめて話すようになっていた…
アタシは、チワゲンカのたびにボブさんから殴るけるの暴行を受けていたので、心身ともにボロボロに傷ついていた…
髪の毛を引っぱられる、平手打ちで顔をたたかれる、おしりをけとばされる…
ひどい場合には、刃物でアタシをおどしたあと、衣服をズタズタに破いて、グチョグチョになるまで犯して…
アタシが犯されたあとをスマホのカメラで撮影して、SNSに広める…
アタシは、ボブさんとこのまま結婚生活を続けていたら殺されてしまうと思っていたので、離婚することを考えていた…
2013年5月4日のことであった…
この日は週末だったので、ボブさんの家にボブさんのいとこさんがカノジョを連れて遊びに来ていた…
ボブさんのいとこさん(22歳)は、マサチューセッツ州立工科大学の同じゼミで知り合ったカノジョ(ボブさんと同い年)とお付き合いをしていた…
2ヶ月前にプロポーズをして、大学を卒業後にふたりは結婚をすることが決まったので、ボブさんのお母さまに報告をしました。
ボブさんのお母さまは、ボブさんのいとこさんに『おばさまがふたりの結婚式の費用と新婚生活のおカネを出してあげようか?フンパツするわよ。』と言うて、ふたりの結婚生活を応援すると言いました。
ボブさんのいとこさんとカノジョは大喜び…
ボブさんのお母さまは、ボブさんのいとこさんの新婚生活を始めることができるようにと言うて、べらぼうにおカネをかけていた…
それから1ヶ月後に、ボブさんのお母さまがボブさんのいとこさんとカノジョの結婚のことで肝心な家の貯金まで使い込んでしまったので、ボブさんのお母さまとボブさんの母子関係は険悪になっていた…
その上にまた、ボブさんとアタシの関係もサイアクな状態になっていたので、ボブさんはアタシと母親との関係が気まずくなってしまっただけではなく『この家の親族をひとり残らずはりつけにして、火で焼き殺してやる!!』と激怒していたので、親類の家との間に深いキレツを作ってしまいました。
2013年6月4日のことであった…
この日、ボブさんの家にボブさんのいとこさんとカノジョが遊びに来ていて、ボブさんのいとこさんとカノジョはふたりで夕食を作っていた…
ダイニングのテーブルの上には、ボブさんのいとこさんとカノジョが作りました手料理がならべられていた…
今日の夕食は、フライドチキンとフライドポテトとグリーンサラダとシーフード料理とトマトポタージュであります。
食卓には、ボブさんとボブさんのお母さまとボブさんのいとこさんとカノジョの4人がいるけど、アタシはバイトに行くから食卓にはいなかった…
アタシは、赤茶色のバッグを持って家を出ようとしていた…
この時に、アタシはいとこさんのカノジョと大ゲンカになってしまった…
「あのね!!アタシはこれからバイトへ行く時間だから急いでいるのよ!!お願いだからバイトに行かせてよ!!」
「お気持ちはよくわかりますが、お腹がすいていたら、バイトができないので、晩ごはんを食べて行った方が…」
「うるさいわね!!晩ごはんいらないと言ったらいらないわよ!!」
「それじゃあ、せめてポタージュだけでも…」
「ポタージュもいらないわよ!!あんた一体なに考えているのかしら!!アタシに対しての当て付けかしら!?」
「違います…アタシとカレは厚意でごはんを作ったのです。」
「やかましいわね!!ひっぱたくわよ!!あんた!!アタシが料理ができないことを理由にボブさんのお母さまに頼まれてこんなことしたのかしら!?」
「そんなことはありません!!アリョーナさんも、料理がしたかったらお料理教室へ行けば…」
「イヤ!!ゼーッタイイヤ!!料理教室なんて行きたくないわよ!!ボブさんの年収が10万ドルと大ウソついていたから、大ウソつかれた分をアタシが稼いでいるのに、あんたたちはアタシにコソコソかくれてこんなことしていたのね!!もう怒ったわよ!!」
「アリョーナさん、ロブと恋人さんはね…厚意でごはんを作ってくださったのよ…」
「キーッ!!義母(おかあ)さままで何なのかしら一体もう!!アタシのことなんかいらないと言うたのだからもう許さないわよ!!」
(ガラガラガラガシャーン!!)
アタシはとうとうキレてしまったので、食卓を思い切りひっくり返してしまった…
「アリョーナ、何なのだよ!?せっかく作ってくださった料理をぶちまげてしまうのかよぉ?」
ボブさんは泣きそうな声でアタシに言うたので、ブチ切れてしまったアタシは、ボブさんの頭をもので殴り付けてからこう怒鳴りつけていた…
「あんた!!よくもアタシに年収が10万ドルと言うてウソついたわね!!アタシが大ウソをつかれた分を補うために結婚後も外へ働きに出ているのよ!!アタシの苦しい気持ちを分からないなんて、サイテーね!!」
アタシはこのあと、10分間にわたってボブさんとボブさんのお母さまとボブさんのいとこさんとカノジョにものを投げつけて暴れたあと、家を飛び出して行った…
ボブさんも、ふてくされた表情で『外へのみに行くから!!』と言うて、家を飛び出していった…
そして、次の日の朝食の時のことであった…
アタシは、ボブさんのお母さまがボブさんのいとこさんの新婚生活の準備のために家の貯蓄にまで手をつけていたことに怒りをつのらせていたので、ボブさんのお母さまに思い切り怒鳴り付けていた…
「義母(おかあ)さま!!ロブさんを甘やかさないでください!!義母さまが甘やかすからアタシとボブさんの夫婦関係は険悪になってしまったのよ!!どうしてくれるのかしらね!?」
「アリョーナさんに悪いと思っているわよぉ…ロブはね…お母さんをはやくに亡くしてつらい思いをしていたのよ。」
「それじゃあ!!アタシとボブさんのことはもうどうでもいいと言うわけなのね!!」
「そんなことは言っていないわよぉ…ロブの結婚式が終わったら…アリョーナさんとボブのことをするから…」
「イヤ!!ことわるわ!!結婚式なんか挙げたくないというているのに、なんでいらないことをするのかしら!!」
「アリョーナさん…」
「もうこの際だから言わせてもらうけれど!!アタシ、ボブさんと離婚することに決めました!!」
「リコンするって…」
「ええ、アタシは本気で離婚するから!!」
ボブさんのお母さまは、アタシがボブさんと離婚をすることを聞いたので、うろたえた表情でアタシに言うていた…
「アリョーナさん、ボブと離婚をするって…もしかして…ボブのことがキライになったのかしら…」
「アタシはね!!あの時ボブさんがイライラしていたから、仕方なく婚姻届けを出しただけなのよ!!アタシは結婚なんかしたくなかったのよ!!アタシは女ひとりで生きて行く方がよかったのよ!!サイアクだわ!!アタシは何のために再婚したのか分からないわ!!」
「アリョーナ…別れたくないよぉ…」
「もとはと言うと、あんたがアタシに年収10万ドルで、州庁勤務とウソをついていたことが原因でしょ!!アタシはものすごく怒っているのよ!!アタシの声が聞こえていないのかしら!!安月給のロクデナシ!!」
「アリョーナさん、どうしてボブのことをそんなにうたがい続けるの!?ボブは本当に州庁の職員なのよ」
「やかましいわね!!あんたもセガレとグルになってアタシを押さえつけたのだから、許さないわよ!!アタシね!!今月中に離婚届を出したら、うーんと遠い国へ行くことを決めたから…アタシ…アメリカへ来て、大失敗してしまったみたい…東側の生まれのアタシに…アメリカで生活して行くなんて…できないのよ!!」
アタシは、ボブさんとボブさんのお母さまに怒鳴りつけたあと、赤茶色のバッグを持って家を飛び出して行った…
それからアタシは、ボブさんの夫婦関係はますます険悪になっていた…
ボブさんは、アタシから離婚を告げられたことが原因でいじけてしまったので、仕事も思うようにできなかった…
家に居ても、アタシとボブさんは大ゲンカを繰り返すばかりであった…
そうしたことが続いたあげくに、6月11日頃、ボブさんはアタシの顔をグーで殴りつけて倒したあと、アタシのからだをグチョグチョになるまで犯しまくっていた…
ボブさんはアタシに『オレは良縁に恵まれなかったのだよ!!アリョーナが女ひとりで生きて行くと言うならオレもひとりで生きて行くわ!!』と怒鳴りつけていた…
アタシは、ボブさんにこう怒鳴られて、やられっぱなしになっていた…
何なのよ一体!!…
そんなに結婚したくないのなら…
アタシと出会わなければよかったのよ!!
ボブさんは勝手すぎるわ!!
そして6月12日に、アタシはボブさんとおかあさまに仕返しをしたあと、ボストンバックと赤茶色のバッグを持って家を飛び出して行った…
それと同時に、郵便局の仕事もやめてしまった…