witness 体も魂も担保にして働く

次の日、
同じように出社し叫けぶようにして、
挨拶を1人1人にし、1日が始まった。

社長が午前中9時の定時に出社をしてきた。
朝礼が終わりちょっと待ててと言われて、
電話番をしていると、
汗だくで顔が長細く丸メガネの男が店舗に
入ってきた。

その男は、
　今日からお世話になります。
　昨日電話で、こちらの店舗配属と急に
　配属と言われて道に迷いました、
と言う。

正直、
この男と一緒に仕事おそわるのかと思った。
午前中は、電話番をしつつ座学を学んだ。
社長から、
基本取り扱うのは、賃貸物件ということ。

インターネットの広告をみて、
電話かメールでの問い合わせが入る
反響営業。
売上の計算は、
仲介手数料で家賃の1ヶ月分ということ。

午後になり社長から、
お客さんに渡す資料作成をするから紹介先の
不動産会社に空きがあるか電話して確認してと言われる。

どの様に電話するか教わり
電話をかけて空きの確認をする。

30件程度確認して空いてるのは
20件程度である。

社長からその20件の資料から
　お客さんの希望に近い資料を5枚選んで
と言われて選んで報告をする。

ちなみに、
お客さんからインターネット広告を見て、
電話で内見希望の問い合わせを頂き、
希望条件を聞き取りしている
　ヒヤリングシートがある。

これを見て、
希望に近いお部屋を探している。

社長から、
　資料が戻ってきて社長が選んだ5件分、
資料記載の不動産会社に電話をするように
言われた。

社長は、
次は資料5件に電話して、
礼金を乗っけれるか確認するよう
指示を受ける。

また、乗っけた礼金分を広告料金として、
貰えるか確認するように指示をされた。

7万円の賃料の場合、
お客さんから7万円の売上だけど、
紹介先の不動産会社からさらに
7万円もらえたら1件の売上が
倍になると教わる。

礼金の確認が終わったら、
資料をコピーして、
礼金の0や1に2の数字を切り貼りして
礼金2ヶ月にして、
お客さんに紹介をする。

こうしているうちに、22時である。

社長から、
リサーチと案内内見を取る為の
マニュアルを渡された。

正直言って、この時間から練習するのかと。

社長から、
まずインターネット反響について
説明を受ける。

　インターネット広告の物件は、
実際には募集が無い物件と言う。

トークの入りは、
　「これ、終了しちゃったんですよー、
良ければ似た物件探して紹介しますよー」

リサーチを聞き取り、物件を探す。

そして、日中に物件空き確認と、
礼金を乗っけれるかの確認に繋がる。

そして、資料を送り、
お客さんへ電話をする。

その後のトークマニュアルが、
5パターンで分けられている。

①希望に1番近い物件に申込が入っているが、
明日内見して申込ば間に合う。

②週末に別の不動産会社で2件あるから、
先に申込して、採寸と言う程で内見する。

③週末しか内覧出来ない人様に、
週末迄の申込受付で抽選ですと言い先に、
申込書だけもらう。

④まだ内見出来ないが
退去日に4件内見予約があるので、
今見ないで申込なら取れます。

⑤希望に1番近い物件に実際は空いているが
終了と伝えて2番目で案内をとる。
案内中にキャンセルが出たとつたえる。

　ただし、この⑤を使うときの条件は、
1番希望物件の手数料が低く、
2番候補が仲介手数料と礼金広告収入が
ある場合使う。
そのまま、
2番候補で申込が取れる場合は
1番候補は架空の終了のまま。

このマニュアルを全て覚えるよ言われ、
これがココ（会社）のやり方であり、
嘘を本当にすれば良いと教わる。

社長が、
　よし今日はこれまで
との号令で終了したのが24時である。