あたしを知らないキミへ
そんなことを思いながら、あたしは自分の部屋に戻った。
そして、あたしはすぐにベッドに転がり込んだ。

なんかすごく疲れたな・・。

ふと、頭の中に浮かんだアイツの笑った顔。
子供みたいに無邪気に笑うアンタを、あたしはきっと忘れないんだと思う。
それくらいあの時のアンタは楽しそうに笑っていたから。

そういえば、朋美に悪いことしちゃったな・・。
アイツを見かけた後、花火なんか忘れてすぐに家に帰ってしまったから・・。
あたしは、急いで朋美にメールを打つ。

「さっきはすぐに帰ってごめん」
そんなメールに、朋美からすぐに返信が帰ってきた。
「そんなの気にしてないから大丈夫だよ!」
朋美からの返信を見てから、あたしは知らないうちに眠ってしまっていた。


それからしばらく、アイツの姿を見ることがなくなった。




あたし達は、2回目の夏休みに入っていたーーーー。
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