あたしを知らないキミへ
「好きだぁーー!!!」

これでもかってくらいに。

あたしは、全ての想いを、

この言葉に託して叫んだ。

「なんかスッキリした」

そしてあたしは、目を瞑った。

色んな光景が、頭の中に浮かんでくる。
本当の初めては、中2の夏だったけど、第2のスタート地点は交差点だった。
一瞬であたしは、アンタに恋に落ちて夢中になった。

偶然会った目医者。
叶わない恋と知って涙した毎日。

色んなことがあった。
だけど、その想い出一つ一つは、あたしの中で決して色褪せたりなんかしていなかった。
どれもが輝いていて、光っていた。
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