死生
あー、死にたい。
極度のストレスで明らかにおかしくなっていた僕は、そんなことばかり考えていた。
全身傷塗れで、体のあちこちが痛むはずなのに、それもどうでも良くなるくらい僕の神経は麻痺していた。
そんなズタボロな僕には何もない。
残っているのはリスカ痕と心の深い傷だけ。
こんな僕が生きている理由。
それは、、何なんだろうか。
ただ、〝死なない〟から、生きているだけ。
そんなに死にたいなら、死ねばいいじゃん。
きっと誰もがそう思うだろう。
でも僕は死なない。
死ぬのが、怖いから。
一歩踏み出す勇気が無いから。
僕はこれまで、何度も何度も自殺しようとしてきた。
でも、何度やっても同じ結果。
二階の窓から飛び降りようとしたり、首を吊ったり締めてみようとした。包丁で胸を刺そうとしたこともある。
自力でできそうなものはほとんど試した。
それなのに。
僕には無理だった。