今夜23時、ベリーズカフェで。
――――――
“カラン カラン”
「いらっしゃいませ~。」
見つけにくそうな場所にあるお店だけど、結構混んでる!
扉を開けると、お爺・お婆ちゃんが各テーブルで楽しそうに談笑している姿が視界に入った。
「2名様ですか?」
「「あ、はい。」」
「あちらのテーブル席へどうぞ~。」
同い歳ぐらいの女の子の店員に案内された先、テーブルも木で出来ていて、
可愛らしいクマさんやウサギちゃんを初めとするお洒落な雑貨が置かれていた。
「ここ超オシャレじゃない!?」
「だよねっ!!」
ユキも店内を見渡しながら、私と同じ様にすっかりここの雰囲気が気に入ったようだった。
「え~っと・・じゃあ“店長”特製サンドウィッチとカプチーノで。」
「私はバターチキンマフィンとアールグレイで。」
「かしこまりました~。」