今夜23時、ベリーズカフェで。
『“不惑の樹”・・?』
『その樹の前で、混じり気の無い自分の想いと決意を告白すれば、
その告白内容が絶対に叶うんだってさ。』
『・・・・・・・。』
『行ってみようよ。そこで“病気に勝つ”って告白すれば私たち生きられるかもよ?』
『なによ・・そんなおとぎ話みたいな話。』
『いいじゃん。
どうせ何もしないでも死ぬんだから。』
『・・・・・じゃあ・・行こう。』
『どこにあるのよ・・。』
『あ、あそこ。』
『・・・・・あ・・・。』
『立派な樹だなぁ・・。』
『・・・・・・・・・・・。』
『じゃあ早速明日香から。』
『私!?病に関しては綾音のほうが1年先輩なんだから、あなたからお願いしなさいよ。』
『・・しょうがないねぇ・・・。』
『・・・・・・・・・・・・。』
『不惑の樹へ。アタシ、綾音は誓います。』
『・・・・・・・・・・。』
『アタシは・・・・・・・・』
「ユキ・・食欲出てきた?
ちょっとでもご飯食べ・・・」
「・・・・・・スッ・・・・・・。」
「ユキ・・?」
「・・・・スッ・・・スッ・・・・。」
「ユキ大丈・・。」
「・・!!」
「!?あ・・ちょ・・ユキ!!!」