今夜23時、ベリーズカフェで。


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「あ!!ユキ!!あれだよ!」


「あった~!!不惑の樹!!」


「いぇーーい!!」


「・・やっば・・。
なんか・・映画のまんまだね・・。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「・・カスミ?」


「・・・・・・・・・・・。」


「ちょっとカスミ・・泣いてるの?」



「病に関しては綾音のほうが1年先輩なんだから、あなたからお願いしなさいよ!」


「!?」


「・・・・!」


「あ・・・え~っと・・・
しょうがないねぇ・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「不惑の樹へ。アタシ、綾・・」


「ちょっと待ってユキ!」


「え~!そっちから寸劇仕掛けたんじゃない!?」


「名前は私たちの名前にしよっ!」


「!?」


「・・・ね?」


「・・・うん。分かった。」


「・・・・・・・・・。」




「不惑の樹へ。アタシ、志村ユキは・・もう“死”なんて怖くありません。

この病気も治らなくていいです。」


「ちょ・・ちょっとユキ、何言ってるの!?病気のことお願いするって決めたじゃん!」


「アタシは!!」


「・・・・・・・・・。」


「今隣にいる・・強がってるくせに、泣き虫で、でも大好きな広瀬カスミと、

一生友達でいる事をここに誓います。」




「・・・・・・・・・・・・・・。」





「・・・・・・カスミ?
早く続きのセリフ・・。」


「うわぁぁぁん!(ToT)」


「えー!!」


「ユキ~!!」


「バカ・・貰い泣きするでしょ・・。」


「ユキ・・私たち・・・。」


「うん・・。」


「ずっとずっと・・心友だよ・・!!!」


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