今夜23時、ベリーズカフェで。
――――――
“ガチャリ”
「ただいま。」
「お帰りお父さん。」
「あ~~疲れた・・・。」
「ねぇねぇ。」
「ど、どうした?」
「週末リュウと服買いに行くからお小遣いちょうだいっ。」
「またぁ?この前あげたばっかりだろ?」
「・・・・じゃあいい。
お父さんのパンツと一緒に洗わないようにお母さんに言っとくから。」
「ちょ・・ちょっと待った。
・・分かった分かった。はい。」
「ありがと~。」
困った時はパパ活♪
お父さんはウチのこと溺愛だから、
ちょっとの上目遣いと不機嫌をミックスさせればすぐに財布を開けてくれる。
夜遅くに家に帰ってきて、
休みの日も仕事ばっかで、
家族サービスなんて大してしてこなかったお父さんは、うちの女子陣には頭が上がらない。
スーツに付けられた【弁護士バッジ】を外したお父さんの背中を揉みながら、
「ごゆっくりどうぞ~。」
「・・お小遣いあげると途端に機嫌良くなるんだよなぁミオは。」
バスタオルと一緒にお風呂場へと押し込んだ。