今夜23時、ベリーズカフェで。
「でもちょっと待った。
ミオが“尻触られた”ってウソ言っても、相手は当然“違う”って喚くだろ?どうすんの?」
「そこでリュウの登場だよ!
リュウは“目撃者”になって!」
「・・あ、“俺も見たぞ”って駅員に言えばいいのか?」
「これで男はもう言い逃れができない♡」
「すげーなミオ!お前天才か!」
「でしょ~!?」
「・・・よし、
目撃者はタクヤにやってもらおう。」
「・・・?」
「被害を訴える女の子と、目撃したって名乗り出る男が同じ制服来てたら、
演技だってバレるかもしれないだろ?
だから違う学校の男が名乗り出ればみんな“この2人は赤の他人だ”って・・
“被害者と目撃者が口裏合わせてる”
なんて絶対バレない。」
「・・・確かに・・!」
「別にその後もタクヤと俺らがツルんでるとこを誰かに見られても、
“痴漢から助けた事がきっかけで仲良くなりました”って言えば自然だろ?」
「すごーいリュウ!天才だね!」
「だろぉ~?」