今夜23時、ベリーズカフェで。
その後もリュウ&タクヤの、
オタクいじりは止まらなかったけど、
意味不のタクヤのアドバイスを習得したオタク君が、
なんとかウチよりは高いスコアをたたき出すようにまでは上達した。
「あ、あの・・ほ、本当にありがとうございました。」
「おう。じゃあ上達料としてもう5千円な。」
「は、払います!払います!
あ、あのそれより・・き、記念に皆さんでお、お写真撮りませんか?」
「あ?・・どうするミオ?」
「ウチは別にいいよー。」
オタクのくせに、リュックに自撮り棒を持参していたオタク君のスマホに向かって、
4人でピースをする。
「じゃあな。頑張って完全制覇してこいよサスケ。」
「ば、馬場リュウ君。
て、天童タクヤ君。
あ、相川ミオさん。
み、皆さんに会えて・・
う、嬉しかったです。」
「ダハハ!お前暑苦しいから早く消えろ。」
「おし。じゃあ飽きたからゲーセン行こうぜ。」
「・・・・・・・・・・・。」
「ミオ?どうした?」
「なんで・・あのオタク・・
ウチらの名前知ってるの・・?」
「いやいや、俺らのスコア表に書いてあるからだろ。」
「でも・・名前しか書いてないじゃん・・。あのオタク・・ウチらの名字も・・。」
「タクヤが話したんだろ?なぁタクヤ。」
「お?あんま覚えてねぇけど言ったんじゃね?」
「ダハハ!相変わらずどうでもいい事はすぐ記憶無くなる便利な奴だな。」
「・・・だったらいいけど・・。」