今夜23時、ベリーズカフェで。
“そんなはずあるわけない”
何度も自分で言い聞かせても、
負の想像が頭の中を埋め尽くす。
タクヤがウチに直接電話してきたことなんて一度も無い・・。
いつもリュウを介して・・もしくはLINEのグループトークでしか・・。
どうしてウチに電話をかけようとしたの・・?
“ガタガタッ!!”
「キャッ!!」
窓ガラスがガタガタと揺れた。
なによ・・ただの風じゃん・・。
リュウ・・早く来て・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・
“プルルルルル プルルルルル”
“プルルルルル プルルルルル”
“プルルルルル プルルルルル”
<おかけになった電話番号は
電波が届かない所にあるか
電源が入っていない為お繋ぎできません>