今夜23時、ベリーズカフェで。
「・・・・リュウは・・?」
「・・・・。」
「ねぇお父さん・・。
リュウは・・・?」
“コンコン”
“ガチャリ”
「・・・・お目覚めですか?」
「ちょっと待った。
まだ今気がついたところだから。
ミオには俺から説明する。」
「・・・まさか相川先生のお嬢様だったとはね。」
「いいか今泉。
今後いかなる状況でもミオへの勝手な尋問は許さんぞ。
弁護士としてではなく・・
ミオの父親として同席させてもらう。」
「ご安心ください。
先ほどお話したように、馬場リュウ君についても他殺の線はあり得ませんから。
これは私の個人的興味です。」
「とにかく今日の所はもう帰ってくれ。
またこっちから連絡する。」
「・・・お大事にしてください。」
お父さんと・・
今朝、家で話した警察の人・・。
二人の会話を聞いている間・・
手の震えが止まらなかった。
やっぱり・・夢じゃなかった・・。
リュウの家に向かって・・
その途中に出来てた人だかり・・
救急車のサイレン・・・・