今夜23時、ベリーズカフェで。


「まだ5歳だった男の子と、
その子のお婆ちゃんを殴り殺して・・

裁判にかけられたけど心神喪失で無罪放免になった男・・。」



「!!!?」


「今泉の奴・・。

刑事のくせに『この子達にも何かの天罰が下ったんじゃないか?』って、

非化学的な勘ぐりを入れてきやがって・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・。」


「あ、大丈夫だよミオ。

“リュウ君とタクヤ君と親しかったから”っていう理由でミオに話を聞きたがってただけで、

ミオの事を変に疑ってるとか、
そういうのじゃないから。」


「・・・スッ・・・・スッ・・・。」


「大丈夫大丈夫。

怖がらなくてもお父さんが一緒にいれば、あいつら警察は何も出来な・・・。」


「・・・・・・・お父・・・・。」


「ん・・?」


「・・スッ・・スッ・・おどうだん・・
・・・ごめんなざい・・・。」


「え・・・・。」


「・・ごめんなざい・・
ごめんなざい・・・!!」


「ちょ、ちょっとミオ・・。
どうした・・?」









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