今夜23時、ベリーズカフェで。

「・・サスケちゃんは・・『俺は“風”によって生かされた』って思ってる・・？」


「・・・はい。だからそのご恩に報いる為にこの道を選びました。」


「・・・私も同じ・・・。」


「え・・・じゃあマキさんも・・？」


「・・ただ・・サスケちゃんとは違う。」


「・・・・？」


「・・自分が将来“どうやって死ぬか”分かってると・・案外気が楽よ・・。」


「どういう意味ですか・・？」


「・・老衰でも・・
病死でも、自殺でも無い・・。

私がこの命を終える時・・
それは【窒息死】する時だから・・。」


「！！？」


「・・私は“風”によって生かされた・・。

でも・・“風”は必ず吹く。

それを一番分かってるのは・・
・・私自身だから・・。」


「・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・。」



「マキさんは・・“復讐される側”の人間だったんですか・・？」



「・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・。」


「・・長くなるから・・
今日はここまで・・。

私の昔話で良ければ・・
またいつか話してあげるから・・。」


「約束ですよ・・また来ますから。」