今夜23時、ベリーズカフェで。


次は何年後になるかな・・。


“ベリーズ”を出るとまた再び、総指揮者⇔“扇”としての関係になって・・。

明日からまた俺は、あの人の手となり足となり目となり・・“風”を呼ぶ為駆け回る。










カフェを出て階段を昇り、

大通りへと出る頃には、
心地いい夜風が吹いていた。


“ブー ブー!!”


「・・・ん?」


ポケットに入れたスマホが振動したので取り出すと・・・


「・・もしもし?」


<サスケ~!!助けてくれ!>


「・・先輩、俺今日休みなの分かって電話してきてますか?」


<もう俺史上一番満員で厨房もホールも火の車なんだけど、

また大将がニラの在庫切らしちゃったんだよ~!

買い出しに行ける人手も無いし頼む!!>


「・・ったくしょうがないっすねぇ。

今たまたま近くにいるから、
ちょっと待ってて下さい。」


<助かったサスケ様~!!>


< 219 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop