今夜23時、ベリーズカフェで。


「あ~お待たせしました。
え~レバニラです。」


・・・・・・・・・・?


「・・・・なにか?
あ、お待たせしてすみません。

ニラが切れてたので、
ひとっ走り買いに行ってました。」



【1度に11個、
ジョッキ運べます サスケ(・∀・)】


レバニラを持ってきた男の子の胸についていた名札・・・。


不思議と・・視線が持っていかれた。


「サスケ・・さん・・。」


「あ、どうもサスケです。」


「変わったお名前ですね・・。」


「よく言われるんですよ~。
“時代劇か!”って感じですよねぇ。」


「本名・・?」


「はい。何を血迷ったのか、両親がつけてくれた正真正銘の名前です。」


「ジョッキ・・1度に11個まで持てるんですか・・?」


「右手で5個。左手で5個。」


「・・・・・・。」


「あと1個はこうしてねっ。」



すごい・・・。

曲芸師みたいに・・ううん・・
一度は見た事がある“忍者”みたいに・・


「7番テーブル様、追加のドリンク頂きました!ありがとうございまぁ~す!」


「「「「「「ありがとう
ございまぁ~す!」」」」」」


頭の上に私が飲み干した空ジョッキを乗せて、そのまま颯爽と厨房へ走って行った。



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