今夜23時、ベリーズカフェで。
「・・桜井エミカさん・・・。」
「え・・・?」
「・・・・・・・・・・・。」
「どうして・・名前まで知ってるんですか・・?」
「・・鈴木ダイスケが憎い・・?」
「!!?」
「・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「どうして知ってるんですか・・?」
「・・・あなたの事・・
エミカって・・呼んでもいい・・?」
「どうして知ってるんですか?
答えてください。」
「・・今のエミカには・・
逆風が吹いている・・。
人生という船出を進む中で、
順風満帆だった航海は今、
逆風にさらされた・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・でも安心してエミカ・・・。
【風】は、あなたの髪を揺らす。
逆風は追い風となり、エミカへ吹く。」
「さっきから・・何を言ってるのか分からないんですけど・・
私を励ますつもりなら余計なお世話です・・。
私の事をどうやって知ったのか知らないけど・・同情なんて・・
私の気持ちなんて知らないくせに・・
そうやって言葉を掛けられるのが一番イヤだから!!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」