クールな部長の独占欲を煽ったら、新妻に指名されました
本当は少し痛むけれど、それよりももっとこうしていたい。
鼻をこすりあわせるようにして、もっとキスしてとねだる。
部長は私に気持ちを理解したのか、小さく微笑むと優しくキスをしてくれた。
閉じた唇を舌先でノックされおずおずと口を開くと、柔らかい舌がすべりこんでくる。
歯列をなぞられ甘やかすように舌をからめる。
そのキスが気持ちよくてうっとりとしていると、大きな手は私の服の中にすべりこんだ。
素肌をなでた手のひらが上に移動して胸のふくらみにふれた。
長い指が下着の中にすべりこみ胸の形を確かめるようにそっとなぞる。
思わず「んんっ……」という声とともに体がこわばった。
すると部長はキスをほどき「イヤ?」とたずねるように私の顔を覗き込む。
私は顔を真っ赤にしながら首を横にふった。
「声が出ちゃうのが、恥ずかしくて……」
そう言うと、部長の目元がゆるんだ。
頬にしわを寄せるようにして笑う。
「その声が聞きたいのに」