クールな部長の独占欲を煽ったら、新妻に指名されました


 ぷちんぷちんと上からみっつボタンをはずすと、華奢な鎖骨とその下にふっくらとした谷間が見えた。
 そしてかわいらしいレースがついた下着も。


 ……これは精神衛生上非常によろしくない。


 そう判断した俺が開いたブラウスを閉じようとすると、遙がころんと寝返りを打った。

 手が自然とブラウスの中に入り込み、ふにっと柔らかなものをつかんでしまった。

「は……っ」

 驚きのあまり変な声が出た。
 不可抗力で手が胸に触れてしまっただけなのに、頭に血が上り鼓動が異常は速さで脈打つ。


 ……ふわふわでやわらかい。


 その吸いつくような幸せな触り心地に、手が勝手に下着の中に侵入しようとする。

 だめだその先は。
 止まれ、俺の手。



< 71 / 218 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop