クールな部長の独占欲を煽ったら、新妻に指名されました
そして翌日遙を自宅まで送り届け、社長と真一に昨夜のできごとを説明した。
話の流れで下着姿の遙と一緒のベッドで眠ったと知られると、社長は大きなハサミどころか日本刀を持ち出そうとした。
その激怒っぷりを見て、危なかったと内心胸をなでおろす。
万が一欲望に負けてなんのけじめもつけぬまま遙に手を出していたら、冗談ではなく人生が終わるところだった。
社長と真一に向って「部長は紳士なの!」と言い張る遙の純粋さに良心がずきずきと痛む。
一切手を出していないと言いつつ、実は遙の胸を触ってしまった。
その柔らかな感触を思い出すと自分は潔白だと言い切れない後ろめたさに襲われた。
もしそれを遙に知られたら、軽蔑されるかもしれない。
そして社長と真一に、寝ている遙の胸をもんだと知られたら、今度こそ命の危機が待ち構えている。
これは絶対に秘密にしなければ。