全ては君の思うまま
クリスマスが近いせいか、街もまた、一段ときらびやかにみえる。
タクシーの中で繋がれた手、槙はずっと離してくれない。
来年もまた槙といられるだろうか。
頭の中には、異動希望がちらついている。
もう実家の近くにいられるよう、営業所勤務を希望した方がいいに決まってる。
でもそうなったら、槙とは離れることになる。
寂しいな。
寂しいなんて言えないけれど、槙が与えてくれる安心感は私の中で途方もなく大きくなっている。
ずっと側にいたいのに。
槙の家に入るとすぐ、唇を奪われた。
「会えなかった分、寧々に触れたい」
私の頭の中は、これからのことでいっぱいになっている。今は何も考えたくない。
槙のことだけ、考えたい。
あなたが好き。好きになってしまった。
どうしようもない。
だけど、私は来年たぶんここにいない。
タクシーの中で繋がれた手、槙はずっと離してくれない。
来年もまた槙といられるだろうか。
頭の中には、異動希望がちらついている。
もう実家の近くにいられるよう、営業所勤務を希望した方がいいに決まってる。
でもそうなったら、槙とは離れることになる。
寂しいな。
寂しいなんて言えないけれど、槙が与えてくれる安心感は私の中で途方もなく大きくなっている。
ずっと側にいたいのに。
槙の家に入るとすぐ、唇を奪われた。
「会えなかった分、寧々に触れたい」
私の頭の中は、これからのことでいっぱいになっている。今は何も考えたくない。
槙のことだけ、考えたい。
あなたが好き。好きになってしまった。
どうしようもない。
だけど、私は来年たぶんここにいない。