私の想い、キミの隣。

『またお前か…！玲…！！！』


怒る私に笑いながらヤツは言う。


『いやあ今日暑いじゃん？頑張ってるマネージャーにご褒美あげようと思って(笑)』

コ、コノヤロウ……

私は近くにあったバレーボールが入っているかごからおもむろにボールを取り出し投げつけてやる。


『ちょっ、葉月！皆見てるよ(笑)』

『ちょっと待っててね。もう少しであいつくたばらせるから…！』


いくつボールを投げようとも器用に避けるからほんと腹立つ…！！！


『またやってるよ宮野先輩と七嶋マネージャー(笑)』
『ホント仲良いよなあ～』
『もはや夫婦漫才だよな(笑)』


毎日毎日こんな漫才みたいなことやっているせいか皆こんな茶番には慣れていた。