私の想い、キミの隣。
―ドーンッ

『おーきれいだね!!』

割と規模が大きい花火大会ということもあって人も多く、打ち上げる花火も多い。


『葉月あんま離れるなよ~』

そう言うと私のすぐ前まで来て気を使ってくれる竜太。

『迷子になったら迷子センター行けよ?名前とかちゃんと言える??(笑)』

私をおちょくって楽しそうにする玲。


ほんと、何の違いでここまで差がつくのだろう…。

気が付くと花火は最後の一発を終えていた。


『いやーすごかったね!きれいだった~!』

『だな!んじゃあそろそろ帰るかぁ』

人混みの中帰ろうと再度歩き始める。


…その時だった。

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