私の想い、キミの隣。
キミと私と文化祭。

出し物は何にしよう!

「—————づき。———————葉月!!!」

「わあっ!?」


突然の声にバッと顔を上げる。


「も~……何寝てるの…もう部活だよ?」

「華、華恋……おはよ~(笑)」

「おはようじゃないよ!(笑)まったく授業中もなかなか起きないんだもん!」


頬を膨らませながら怒る華恋。

「ごめんて…(苦笑)」

「ほら!部活行くよ!」



……なんだか懐かしい夢を見てた気がするなあ…。

私があいつを好きになった日。


その事実は今になっても変わらない。
関係も、あの時と変わっていない。
―ううん。別に変わっていてほしいとか思わなかった。



中学の時と同じように体育館に足を踏み入れる。


ーだって。


「宮野!」

「はいっ!!!」


スパァンッ!!!!



ー綺麗にスパイク決めるキミの姿を今もサポート出来ているから。


同じ学校に進学して高校2年生になった。

男子バレー部のマネージャーとして、また君のそばでサポートが出来る。

それだけで私は嬉しいんだ。
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