@YUMI KO
いなくなる~ナナカside~
嫌な夢を見た翌日、あたしはいつも通り学校へ来ていた。
昨日のエマのことを貴久に相談しようかどうしようか悩んでいる間に、教室に到着してしまった。
「おはよう2人とも!」
B組の教室へ入ると同時に穂香が近づいて来た。
「おはよう穂香。今日も元気だねぇ」
穂香を見ていると大抵の悩みは吹き飛んでしまいそうになる。
しかし、今日はそんな穂香が深刻そうな表情をしていた。
「それよりさ、理香先生がいなくなったって話聞いた?」
「え?」
あたしは穂香の言葉に目を丸くして聞き返した。
「理香先生って実家で両親と暮らしていたみたいなんだけど、朝起きたら理香先生がいなくなっていたんだって」
「なんだよそれ。誰からの情報だ?」
貴久は眉をひそめている。
「人づてに聞いただけ。でも、登校して来てるB組の生徒たちはもうみんな知ってるよ?」
教室内を覗いてみると、すでに半分以上の生徒たちが投稿して来ている様子だった。
昨日のエマのことを貴久に相談しようかどうしようか悩んでいる間に、教室に到着してしまった。
「おはよう2人とも!」
B組の教室へ入ると同時に穂香が近づいて来た。
「おはよう穂香。今日も元気だねぇ」
穂香を見ていると大抵の悩みは吹き飛んでしまいそうになる。
しかし、今日はそんな穂香が深刻そうな表情をしていた。
「それよりさ、理香先生がいなくなったって話聞いた?」
「え?」
あたしは穂香の言葉に目を丸くして聞き返した。
「理香先生って実家で両親と暮らしていたみたいなんだけど、朝起きたら理香先生がいなくなっていたんだって」
「なんだよそれ。誰からの情報だ?」
貴久は眉をひそめている。
「人づてに聞いただけ。でも、登校して来てるB組の生徒たちはもうみんな知ってるよ?」
教室内を覗いてみると、すでに半分以上の生徒たちが投稿して来ている様子だった。