極上旦那様ととろ甘契約結婚

「ーーー笑い過ぎです」

しばらく待ってもちっとも笑い止まないので、少し冷たい声を出す。最初に食事した時もそうだったから、実は修吾さんは笑い上戸なのかもしれない。

「悪かった。さっさと買い物をすませようか……くっ」

「だから笑い過ぎですって！」

今日はずっと二人の周りの空気が優しい気がする。明日からもこんな空気が続いていくんじゃないか、そんな根拠のない予想に私の胸はじんわりと温かくなった。