【短編】クリギリ・ナイト
今までとは、ちょっと違う女がいた。


俺の方から付き合ってくれと言った子だ。


別れたり、くっついたり、忙しかった俺達。


彼女と出会ったのは、俺が高3の夏休み前。


彼女の名前は『幸』



俺に告白してきた女の子の横にいたのが彼女だった。


その子の横にいた『幸』は1つ下の高2。


学年でも可愛さ一番で、『幸』のまわりには、男がたくさん居たわけで。


『幸』をまじかに見るのは初めてだった。


まったく、俺に興味がなさそうな『幸』に俺は燃えた。


血が騒いだ。




< 26 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop