【短編】クリギリ・ナイト
僕はまゆさんの色気メールに毎日悩殺されていた。
ガンガンとたて続けにくるメール。
正直、ちょっと、ヘタヘタだぁ。
それなのに、まゆさんと逢うのを断れなかった、僕。
今日はその初デートの日。
約束は、駅まえの時計台の下。
駅前…時計台…
一年前の嫌な出来事が頭をよぎる。
もう、あんなクリスマスはごめんだぁ。
今日はクリスマス一週間。
僕はいつも女の子に押されているから、今日こそは、強引にいかなきゃあね。
待ち合わせの時間にわざと遅く行くことにした。
これも、あの日のトラウマかも?
待ち合わせ場所に着くと、まゆさんはすでに来ていた。
「あっ、ごめんね、遅くなっちゃって。」
「うんん、まゆも今きたところだから。」
そういう、まゆさんの身体は寒さで、震えていた。
「司くん、何食べたい?」
「僕、何でもいいよ。」
「じゃあ、普通に居酒屋にしょっか。」
「ああ、いいね。」
まゆさんが動くたびに、ロングの髪から、シャンプーのいい匂いがした。
「…手…いい?」
まゆさんは僕の手をとり、恋人つなぎをして、普通に歩きだした。
僕の心臓はどくんと跳ね上がる。
全く何もいえないまま、ただ手を繋いで歩く僕。
僕だって、男なんだ!!
今日こそは積極的になって、まゆさんをリードしなきゃあ。
「寒いね…」
まゆさんが手を絡めたまま、僕のダウンジャケットに手を入れてきた。
ヤバイ…
興奮してきた、僕。
この後も、年上のまゆさんの攻撃は続くのか?
鼻血よー
出ないでくれー!!
ガンガンとたて続けにくるメール。
正直、ちょっと、ヘタヘタだぁ。
それなのに、まゆさんと逢うのを断れなかった、僕。
今日はその初デートの日。
約束は、駅まえの時計台の下。
駅前…時計台…
一年前の嫌な出来事が頭をよぎる。
もう、あんなクリスマスはごめんだぁ。
今日はクリスマス一週間。
僕はいつも女の子に押されているから、今日こそは、強引にいかなきゃあね。
待ち合わせの時間にわざと遅く行くことにした。
これも、あの日のトラウマかも?
待ち合わせ場所に着くと、まゆさんはすでに来ていた。
「あっ、ごめんね、遅くなっちゃって。」
「うんん、まゆも今きたところだから。」
そういう、まゆさんの身体は寒さで、震えていた。
「司くん、何食べたい?」
「僕、何でもいいよ。」
「じゃあ、普通に居酒屋にしょっか。」
「ああ、いいね。」
まゆさんが動くたびに、ロングの髪から、シャンプーのいい匂いがした。
「…手…いい?」
まゆさんは僕の手をとり、恋人つなぎをして、普通に歩きだした。
僕の心臓はどくんと跳ね上がる。
全く何もいえないまま、ただ手を繋いで歩く僕。
僕だって、男なんだ!!
今日こそは積極的になって、まゆさんをリードしなきゃあ。
「寒いね…」
まゆさんが手を絡めたまま、僕のダウンジャケットに手を入れてきた。
ヤバイ…
興奮してきた、僕。
この後も、年上のまゆさんの攻撃は続くのか?
鼻血よー
出ないでくれー!!