【短編】クリギリ・ナイト
「りこちゃん、俺に振り向いてくれるまで、待つよ。俺が忘れさせてやるー。」


なーんて、いっちまった俺。


その横で、わんわん泣く、りこちゃんを精一杯抱き締めていた。





もうすぐ、時計の針は12時を越えようとしていた。



今年のイブは複雑なイブとなった。



< 64 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop