【短編】クリギリ・ナイト
まゆさんの会社の近くにはクリスマスツリーがたくさん飾られているらしい。


今日は昨日より、うんと寒い。


まゆさんの会社の前で待つこと10分。

まゆさんが出てきた。


「司くん、遅くなってごめんね。」


「僕も今、来たところだよ。」


「ちょっと、寒いけど歩こうか?」


まゆさんはそういうと、僕の手に自分の手を絡めてきた。


こういう仕草も可愛かったりする。


手を繋ぎながら歩いていると、クリスマスソングと仲良く歩くカップル
そして、そんな恋人たちを優しく見守る、色とりどりのツリー達。



こんな風にイブに彼女と歩くのは初めてかもしれない。


イブのまえに彼女ができて、ラッキーな僕。




予約しているお店にはいり、まゆさんのリードで話も進み、いよいよ、僕の家にいくことになった。


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