【短編】クリギリ・ナイト

中学にはいってからは、全く、告白なんてされなくて、いつも優くんが僕の隣にいたために。



「司く〜ん
これね、優くんに渡して。」


プレゼントだったり
優くんの好きなタイプを聞かれたり
優くんの事を好きな子から、相談にのって〜って話ばっかで。



すっかり、僕は優くんの影に隠れてる男になってしまっていた。




高校にはいっても、それは、変わることがなく


優くんに正式な彼女ができた時だって、なぜだか、僕が恨まれたりして。


帰りには、女の子に待ち伏せされ
優くんに彼女ができた経緯を散々、毎日、毎日聞かれた。