君の描いたクローバー〜遠く離れても、きっと〜
途中でコンビニに寄り、アイスを買って公園のベンチに座る。工くんは抹茶味のアイス、私はバニラだ。
「おいしいね〜」
「うん、うまい!」
二人で仲良くアイスを食べる。一口抹茶味を工くんがくれたりもした。抹茶味もおいしい。今度アイスを買う時はこっちにしてみよう。
「ねえ、今日ね後輩たちが言ってたんだけど……」
私は少し緊張しながら美術館のことを話す。工くんは穏やかな表情で聞いてくれていた。
「一緒に行ってくれない?どうしても行きたいの」
私がそう言うと、工くんの顔は困ったような表情になる。工くんは私の体のことをよく知っている。そして反対された。
「ダメだ。もし発作が起きたらどうするんだよ」
「大丈夫だよ。最近は命に関わるようなことは起きてないし」
「でも……」
「大丈夫!私は今は調子いいんだ。それに、大好きな美術だけは捨てられないよ!」
固い表情のままの工くんに、私は笑顔を見せる。美術館に一緒に行きたい、それはずっと前から思っていたことなんだ。
「おいしいね〜」
「うん、うまい!」
二人で仲良くアイスを食べる。一口抹茶味を工くんがくれたりもした。抹茶味もおいしい。今度アイスを買う時はこっちにしてみよう。
「ねえ、今日ね後輩たちが言ってたんだけど……」
私は少し緊張しながら美術館のことを話す。工くんは穏やかな表情で聞いてくれていた。
「一緒に行ってくれない?どうしても行きたいの」
私がそう言うと、工くんの顔は困ったような表情になる。工くんは私の体のことをよく知っている。そして反対された。
「ダメだ。もし発作が起きたらどうするんだよ」
「大丈夫だよ。最近は命に関わるようなことは起きてないし」
「でも……」
「大丈夫!私は今は調子いいんだ。それに、大好きな美術だけは捨てられないよ!」
固い表情のままの工くんに、私は笑顔を見せる。美術館に一緒に行きたい、それはずっと前から思っていたことなんだ。