君を離さない。
あたりが暗くなってから4人でジャンケンをし、負けた俺と舞が花火を買い出し。
唯が水汲み、龍二が場所取りに行くことになった。
俺と舞で近くのコンビニで花火セットを買い、2人が待つ海へと戻る。
2人で歩いていると、舞が喋り出した。
「ねえ、雄介」
「なんだよ」
「雄介、唯ちゃん気になってるでしょ」
急にそんなことを言ってくるもんだから俺は驚いたように舞の方を見る。
そんな俺に舞は構わず続ける。
「今までの女たちとは唯ちゃん違うと思う。」
いつもと違う舞の真面目な表情に俺は何も言えなくなる。
「あたしもまだ仲良くなったばかりだから踏み込めないけど、唯ちゃんきっと何か抱えてる気がする。
もし、気になってるんだったらやめな、、、」
「やめない。もう他の女からの連絡返してないし、なんか俺分からないけどあいつのこともっと知りたいって思ってるから」
舞の言葉を遮って俺がそう言うと、舞は驚いた表情をしてから、そう。と言った。
「雄介なんか変わったね!」
そう言われてからちょうど2人のもとに戻った。