桜 咲く頃に…
「香純さん、体調どう?
ムリなら、家でしても 大丈夫だよ」
「有難うございます。
朝方、少しうずきましたが
今は大丈夫です」
タケルさんは、毎朝
こうして声をかけてくれる。
「頑張りやさんだね」
「いえ。他の人より、スタートが遅い分
取り戻さないといけないので」
「判ったよ。
何かあったら、必ず報告すること!
いいね?」
「はい」
会話もそこそこに、私は
取引先へと向かうため エレベーターへ。
扉が、タイミングよく開き
出てきた人に軽く会釈をし乗り込んだ。
この時、すれ違った男性が
あの“隣の男の子”とは
知るよしもなかった…
ムリなら、家でしても 大丈夫だよ」
「有難うございます。
朝方、少しうずきましたが
今は大丈夫です」
タケルさんは、毎朝
こうして声をかけてくれる。
「頑張りやさんだね」
「いえ。他の人より、スタートが遅い分
取り戻さないといけないので」
「判ったよ。
何かあったら、必ず報告すること!
いいね?」
「はい」
会話もそこそこに、私は
取引先へと向かうため エレベーターへ。
扉が、タイミングよく開き
出てきた人に軽く会釈をし乗り込んだ。
この時、すれ違った男性が
あの“隣の男の子”とは
知るよしもなかった…