桜 咲く頃に…
取り敢えず会社には、
“明日の朝一に 出社予定”
と連絡をいれ
ある場所へと向かった。

エレベーターは、目的の階で開き
その場で待っていた女の子に
軽く会釈をされ 俺が先に降り
その子が次に乗り込み
下の階へ。

(あの子…もしかして…)

一瞬でしかなかったが、面影ある顔に
俺は すぐに思い出した。

そう、俺が
これまで頑張れたのは
あの子のおかげ。

あの子との、
ある“約束”があったからこそ
この1年半 耐えてこられた。

しかし…なんで、あの子が…
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