ずっと一緒にいてね?
「大丈夫だよ、急いでいたのは、ただ単に早く生徒会室に行きたかっただけで、特に用事があるわけじゃないから、気にしないで。」
私は、出来るだけ気にならないように気をつけながら言う。
「ねえ、えみ、私の存在忘れてないよね?」
とそれまで、黙って私達の会話を聞いていたももかちゃんが口を開く。
「忘れてないよ。ももかちゃん、説明は後ね。取り敢えず空き教室行くよ。あ、ましろちゃん、あきちゃん達と先に行ってて。」
「みんなにはこのこと伝えるよね?」
「うん。出来れば。大まかでいいよ。私も要点だけLINEで送っとくから。」
「分かった。」
そう言って私達が教室を出て行った後、教室が騒ぎになっていたことは、もちろん知らない…